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幼少期から人を笑わせることが好きだった少女時代
ゆりやんレトリィバァさんは奈良県で生まれ育ち、小さい頃から周囲を笑わせることが大好きな子どもでした。モノマネや一人芝居を披露しては、家族や友人の笑いを誘っていたそうです。お笑い番組に夢中になり、将来は芸人になることを自然と意識し始めるようになりました。特に洋画や海外コメディが好きで、英語のセリフを完コピして披露するなど、幼いながらに表現者としての才能を発揮していました。
英語劇や海外映画で育んだ表現力
中学・高校では英語劇部に所属し、舞台経験を重ねたことで独特の間や発声が身につきました。英語を交えたネタや海外風のテンションの高さは、まさにこの頃の経験に基づいたものです。また、大学でも英語を学び続け、英語ネタの完成度は年々高まっていきました。この時期に培った言語と表現の融合が、後の唯一無二の芸風へとつながっていきます。
NSC首席入学、早くから注目の存在に
大学卒業後、吉本総合芸能学院(NSC)大阪校に入学。首席で卒業するという異例の経歴を持ち、入学当初からその才能と努力が高く評価されていました。ピン芸人として活動を開始すると、男女問わず幅広い層からの支持を集め、女性芸人としての新しい可能性を切り拓いていきます。
R-1ぐらんぷり優勝で一気にブレイク
彼女の大きな転機となったのは『R-1ぐらんぷり』での優勝です。長年チャレンジを続け、2021年についに悲願の優勝を果たしました。女性芸人としては数少ない頂点であり、業界内外から大きな注目を集めました。この受賞によりテレビ出演が増え、知名度は一気に全国区へと広がりました。
海外オーディション番組にも挑戦
さらに、アメリカの人気オーディション番組『America’s Got Talent』にも出演し、世界を相手に笑いを届ける挑戦を行いました。言葉の壁を越えたパフォーマンスには、国内外から多くの賞賛が集まり、国際的なお笑いタレントとしての一面も見せました。英語力と演技力を活かした姿に、多くの人が感動を覚えたと言います。
自己肯定感あふれる芸風が共感を呼ぶ
ゆりやんさんのネタには、外見や常識にとらわれない自由な発想と、強い自己肯定感が込められています。「自分を好きでいることの大切さ」を笑いで伝えるそのスタイルは、特に若い女性からの共感を集めています。ボディポジティブを発信する存在としても注目されており、芸人という枠を超えた影響力を持っています。
芸人としての枠を越えた今後の展望
現在はバラエティだけでなく、ドラマや映画、ナレーションやイベント司会など幅広い分野で活躍中です。自分の個性を最大限に活かし、常に新しい表現に挑戦する姿勢は、多くの人に勇気と笑いを届け続けています。今後もその活躍から目が離せません。