【松坂桃李さん デビュー秘話がすごい!スカウトからスターダムまでの知られざるストーリーとは】

男性芸能人

俳優になる予定はなかった大学時代

松坂桃李さんは1988年、神奈川県に生まれました。子どもの頃から目立つ存在というよりは、どちらかというと控えめで物静かな性格だったといいます。学生時代も芸能界とは無縁で、大学では普通に学業に励む一般的な学生でした。将来の進路について明確なビジョンがあったわけでもなく、「とりあえず今を頑張ろう」という意識だったそうです。そんな中、ある出会いが松坂さんの運命を大きく変えていきます。


モデル活動のきっかけは母親のすすめ

俳優業に入る前、松坂さんは「FINEBOYS」という男性ファッション誌の専属モデルを務めていました。きっかけは、母親が本人の知らぬ間に応募していたことでした。何も知らずにオーディションに呼ばれた松坂さんは戸惑いながらも参加。見事合格を勝ち取り、誌面に登場することになります。ここから「モデル・松坂桃李」として活動をスタートし、徐々に芸能の世界へ足を踏み入れていくのです。


モデルから俳優へ:戦隊ヒーローへの挑戦

2009年、松坂さんに大きな転機が訪れます。それが『侍戦隊シンケンジャー』の主役・シンケンレッド(志葉丈瑠)役に抜擢されたことです。当時、演技経験はゼロ。ヒーロー作品とはいえ、主演という重責に不安もあったそうです。しかし現場では毎日が勉強の連続で、共演者やスタッフとのやりとりを通じて、俳優という仕事のやりがいや魅力を肌で感じていきました。まさに“戦隊出身俳優”の王道を歩み始めた瞬間でした。


演技の才能を開花させた努力と葛藤の日々

『シンケンジャー』終了後も、松坂さんは本格的に俳優業へとシフトしていきます。戦隊作品出身という肩書きから脱却し、真の演技派俳優として評価されるには、努力と挑戦が必要でした。彼は常に「現場で吸収する姿勢」を持ち、経験豊富な俳優たちの芝居を間近で観察し、自分の演技に反映させていきます。地道な下積みを積み重ね、徐々に映画やドラマでも重要な役を任されるようになります。


『梅ちゃん先生』で広くお茶の間に知られる存在に

2012年、NHK朝の連続テレビ小説『梅ちゃん先生』での好演により、松坂さんは一気に全国区の知名度を獲得します。この作品で演じた安岡信郎役は、物腰柔らかく真面目でありながら、芯のある青年という難しい役どころでした。爽やかで優しい雰囲気が視聴者の心をつかみ、一気にブレイク。以降、彼はさまざまなジャンルの作品に出演し、俳優としての幅をどんどん広げていくことになります。


映画『娼年』で見せた覚悟と転機

松坂さんの俳優としての転機となったのが、映画『娼年』への出演です。この作品では、今までのイメージを覆す大胆な役柄に挑戦。体当たりの演技は大きな話題を呼び、「松坂桃李=爽やか系」の固定概念を見事に打ち破ることになりました。「作品が求めるものに全力で向き合う」という彼のプロ意識が、業界内外から高い評価を受けるきっかけとなったのです。以降、より多様で深い役柄を任されるようになりました。


公私ともに真面目さがにじむ素顔

どんなに売れても、松坂桃李さんの姿勢は一貫しています。インタビューなどでも、決して奢らず、真面目で誠実な人柄がにじみ出ています。プライベートでは映画や読書が趣味で、SNSもほとんど活用しない控えめなスタンス。そうした“ギャップ”もまた、彼の魅力の一つです。2020年には女優の戸田恵梨香さんとの結婚を発表し、公私ともに充実した日々を送っている様子がうかがえます。


松坂桃李さんのデビュー秘話が教えてくれること

松坂桃李さんのデビュー秘話は、「自分の意思で選ばなくても、与えられた環境で努力を重ねることで、道は開ける」ということを教えてくれます。母親のすすめで始めたモデル活動から、戦隊ヒーロー、朝ドラ、そして主演映画と、彼のキャリアは決して一直線ではありませんでした。しかし、その都度ベストを尽くし、自分の限界に挑戦し続けた結果、今の地位を築き上げたのです。まさに“努力の天才”と呼ぶにふさわしい人物です。

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