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サッカー一筋だった少年時代
竹内涼真さんは、幼い頃からプロのサッカー選手を目指していたことで知られています。小学1年生からサッカーを始め、高校では東京ヴェルディユースに所属。将来のJリーガー候補として期待されるほどの実力でした。しかし、大学進学後、怪我の影響や周囲とのレベルの差に苦しみ、サッカー一本の夢に区切りをつける決断をします。そこから人生の新たな章が幕を開けました。
芸能界入りのきっかけは意外な「雑誌オーディション」
竹内さんが芸能界入りを果たしたのは、2013年に応募した女性ファッション誌『mina』の男性専属モデルオーディションでした。本人いわく、「芸能界に強い憧れがあったわけではない」とのことでしたが、このオーディションでグランプリを獲得し、一躍注目の存在に。ここが俳優・竹内涼真の原点とも言えるスタート地点です。
芸能界入り当初は“戸惑いの連続”
オーディションでの受賞をきっかけに芸能事務所に所属した竹内さんですが、当初は芸能界の独特な空気に馴染めず戸惑う日々が続きました。モデルとして活動しながらも、「自分が本当にやりたいことは何か」と自問自答していたそうです。そんな中、俳優の仕事に出会い、「これかもしれない」と感じたことが、彼の中で転機となりました。
ドラマ『仮面ライダードライブ』での大抜擢
2014年、彼の名前を一気に世間に広めたのが『仮面ライダードライブ』への主演抜擢でした。歴代の仮面ライダーシリーズの中でも、竹内さんは比較的年上での起用となり、当初は周囲の期待とプレッシャーに押し潰されそうになったといいます。それでも彼は全力で役と向き合い、子供から大人まで幅広いファン層を獲得しました。この経験が彼にとって“本気で俳優を目指す覚悟”を決定づけるものでした。
ドラマ『ひよっこ』『過保護のカホコ』でブレイク加速
『仮面ライダー』での活躍を経て、NHK朝ドラ『ひよっこ』への出演が話題となり、優しく真面目な青年役が視聴者の心をつかみます。さらに民放ドラマ『過保護のカホコ』では、ツンデレな大学生役で女性視聴者の支持を一気に集めました。このあたりから「イケメンだけじゃない演技派」としての評価が高まり、各メディアでの露出も急増。俳優としての飛躍的な成長が見られました。
俳優業への強い意志と向上心
竹内涼真さんは、自らを“負けず嫌い”だと語っています。その性格が演技にも現れており、与えられた役柄には徹底して向き合う姿勢を持ち続けています。撮影現場でもスタッフからの信頼が厚く、共演者からも「現場の空気を和らげてくれる」と高評価を受けることが多いです。努力家でありながらも柔らかい人柄が、今の人気に直結しているのだと感じます。
デビュー秘話が語る“挫折と再起”の物語
竹内涼真さんのデビュー秘話は、一見華やかに見える芸能界の中でも、珍しく“挫折”から始まるストーリーです。サッカーという夢を断念しながらも、新たな夢に出会い、努力と運を味方にして現在の地位を築いてきました。その背景には、家族の支えや仲間との絆、そして何よりも「やると決めたらやり抜く」という強い意志があります。このような彼の歩みは、多くの人にとって勇気と希望を与えるものとなっています。
これからの活躍に期待が高まる竹内涼真さんの未来
今ではドラマ・映画・CMと引っ張りだこの存在となった竹内涼真さん。最近ではシリアスな役柄やアクション系の作品にも挑戦し、演技の幅をどんどん広げています。デビュー当初のフレッシュな印象から、大人の俳優へと成長した彼が今後どんなキャリアを築いていくのか、ファンだけでなく業界全体が注目しています。彼のデビュー秘話を知ることで、その魅力と努力の裏側にさらに惹かれることでしょう。